葬儀相談をしておけば慌てなくてすむ

大切な家族の死のダメージを受けている状態だと、いつも以上に判断力が鈍ってしまうものです。しかも、臨終後は病院に滞在できる時間は2時間程度しか残されていません。亡くなった方の体を清めている間に病院から葬儀社のパンフレットを渡されて、搬送業者を選ぶように指示されます。搬送業者と葬儀を執り行ってもらう業者は、別なところに依頼して良いことになっています。

つまり、2つの業者を使って良いということです。もちろん搬送業者と同じ所を使っても良いですが、病院から紹介されて一方的に決められてしまった場合には、改めて違う業者を選んだほうが賢明です。しかし、葬儀社のなかには搬送して、そのまま居座ろうとする業者もいます。頼んでもないのに準備を整え始めて、勝手に話を進められてしまうこともあります。

頭が混乱している状態でこれをやられてしまうと、相手のペースに巻き込まれてそのまま業者を変えずに準備を進めてしまうことになりかねません。臨終後は混乱していつも以上に判断力が低下するということも考慮して、事前に信頼できる業者を見つけて相談しておいたほうが良いでしょう。最初に決めておけば、搬送から葬儀の執り行いまで、まとめて頼むということも可能です。わかりにくい説明をされたり、不誠実な対応が多い業者は信用できない可能性が高いので注意しましょう。

こちらの話をよく聞いて、なるべく遺族の要望通りに進めていこうとする誠実な業者を選ぶことが大切です。