お葬式のNGマナーについて

お葬式にあまり参列したことのない人は、周りの見よう見まねで過ごし、知らぬ間にマナー違反をしているかもと不安に思う人は多いと思います。お葬式は昔ながらのしきたりに基づいて行われます。教えられなければ無礼とわからないこともあるので、知っておくことは大事なことです。まずは対人的なNGマナーですが、お葬式の場で遺族と長話をするのはマナー違反です。

お葬式に参列することで弔意を表しており、特に遺族に直接挨拶する必要はありません。遺族はしなければしないことが多く、なおかつ身内を亡くして精神的に辛い状況にありますので、できる限りそっと遠くから見守る姿勢を取り、間違えても故人の最期の様子を聞き出すなど、不躾な質問をしてはいけません。また、お葬式の場で昔の知り合いに会ったからと長話をしてはいけません。飽くまで葬儀は故人を偲び送りだす場です。

私語や世間話は葬儀会場を出てからにしましょう。葬儀の流れの中でのNGマナーで多いのは、通夜ぶるまいを遠慮することです。通夜ぶるまいを含めて故人の供養となります。一口二口食べるだけ、2~3分だけでも良いので通夜ぶるまいの席に参加するのが礼儀です。

逆に通夜ぶるまいの席にいつまでも居座って食べ続けるのもまたマナー違反なので注意が必要です。そして忘れてはいけないのがお香典です。お香典に新札を包むことは葬儀においては前から準備をしていたという印象で非礼にあたります。使われたお札または新札ならば一度折ってから包むようにしましょう。